近衞秀麿の次男 秀健は、１９３１年東京生まれ。作曲家。学習院大学在学中に東宝交響楽団（現東京交響楽団）に打楽器奏者兼ライブラリアンとして入団。東響ポップスコンサートの編曲を担当。１９６０年渡欧。ドイツのマンハイム市立音楽院（現マンハイム・ハイデルベルク国立音楽大学）で学ぶ。イタリア・シエナ市キジ音楽院、ドイツ・ダルムシュタット市現代音楽講習会等に参加、作曲をフラッツィ、フォークト、ダヴィドに、指揮をチェリビダケ、ラウクスに、ポピュラー音楽をラヴァニーノに師事。帰国後は大衆のための音楽普及に務め、作曲、編曲、指揮、指導等で活動。宮内庁楽部洋楽指導者、獨協大学、高崎芸術短期大学非常勤講師などを勤めた。２００３年死去。